街角の「和の美」 コシノジュンコ氏デザインの仮囲いプリント


銀座の街を歩いていたら、とても華やかな工事中の囲いを見ました。

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大胆な色づかいと構図の和の美を感じる囲いです。

なぜここに「和」?

現在、「松坂屋銀座店」跡地を含む街区で、再開発事業が進められています。

商業施設や大規模オフィス、観世能楽堂などから構成される、銀座エリア最大級の複合施設が計画されており、2017年4月開業予定だそうです。
私が見たのはこの再開発事業の「工事期間中の仮囲い装飾」で、プリントをデザインされたのはかの有名なコシノジュンコさん。
コシノジュンコさんはVISIT JAPAN 大使で、訪日外国人に向けて『日本の多様で美しい魅力を発信する』ことをテーマとして11 種類の作品をデザインされたとか。
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今、銀座は外国人観光客でいっぱいです。「和の美」を発信するのに銀座はとても優れた場所の一つなのでしょう。
海外の方にアピールというのは成功しているようで、観光客が次々に囲いの前で立ち止まるので、この記事の写真を撮るのが大変でした。

 「屏風絵」からのインスパイア

調べてみたところ、今回の作品は日本独特の芸術様式である「屏風絵」にインスパイアされたそうです。風を屏(ふさ)ぐという名前が表すように、屏風は本来、風やひとめを遮るための調度として用いられ、その表面には絵画や装飾が施されるようになりました。現在の屏風絵をデザインすることによって「日本の美」を表現されています。

それぞれの作品は縦2m横6mと大きく、内容は「浮世絵」「琳派」「郷土の花」「こいのぼり」などです。

【編集後記】

ここには観世能楽堂も入ります。能楽が大好きなので、本当に待ち遠しいです。

銀座に能楽堂ができることで、能楽は難解でハードルが高そうと思う方達にもお能を身近に感じて貰えると嬉しいです。

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